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デイサービスで介護職員がおこなう仕事内容と年収状況

介護業界の就職先で人気NO.1のデイサービス。介護施設の中でも事業所数が最も多いことが特徴の1つです。その数は、北九州市内のデイサービスだけでも500件近くにもなります。そのため、転職を考えている介護職員にとっても選択肢の多いというメリットがあります。

しかし、介護職員の中にはデイサービスに向いている人、向いていない人がいます。

たとえば、施設系の事業所からデイサービスに転職した人の中には、仕事内容に物足りなさを感じたり収入額の差に驚いたりという人も少なくありません。

同じ介護職員といっても介護施設の種類によって仕事内容や年収額、仕事に対するやりがいが異なります。

そこで今回は「デイサービスで介護職員がおこなう仕事内容と年収」についてお伝えします。

デイサービスとは?
デイサービス(通所介護)とは、要介護ン認定を受けた高齢者に対して食事や入浴、レクレーション活動などを提供する日帰りの介護サービスです。

一般的に日帰りで利用できる介護サービスを「デイサービス」と総称して呼ばれることが多いですが、実際はデイサービスの中にもいくつか種類があります。

以下に、日帰りの介護サービスを提供できる施設の種類をまとめます。
・通所介護(デイサービス)
・地域密着型通所介護(小規模デイ)
・認知症対応型通所介護(認知症デイ)
・通所リハビリテーション(デイケア)
・療養通所介護
・小規模多機能型居宅介護(小多機)

施設の種類によって対象となる利用者や職員の人員配置が異なります。そのため、事業所の雰囲気や介護職員の仕事内容も多少異なります。

また、通所介護は介護事業所の中でも数が多く、事業所を運営している側から見ても利用者獲得に対して競争率が高いといえます。そのため、各事業所がそれぞれ特色を打ち出しているのです。

たとえば、パワーリハビリを主なサービスにして利用時間は午前・午後といった半日という短時間にしたリハビリ特化型デイサービスもその1つです。

デイサービスの仕事内容
上記のように、デイサービスといっても事業所の特色によって提供するサービスが異なります。そこで、ここでは通常規模の通所介護での介護職員の仕事内容をご紹介したいと思います。

デイサービスの仕事は、食事や入浴など利用者の日常生活の介助やレクレーションの企画・実施などがメインです。

介護職員の一日を具体的に見ていきたいと思います。
8:30~朝のミーティング
行事の確認や担当の確認、利用者の注意事項などを確認し合います。
8:45~送迎
事業所によっては、送迎専門スタッフがいる場合もありますが介護職員がおこなうこともあります。利用者の自宅玄関から車への誘導、乗車の介助をおこないます。利用者によって車椅子のまま車に乗り込まれることもあります。
9:30~お迎え
来所された利用者にお茶を出したり、荷物を預かったりバイタル測定をおこないます。バイタル測定は看護師がおこないますが、介護職員も一緒におこなうこともあります。
10:00~入浴
浴室までの誘導や脱衣、洗身、洗髪、ドライヤ‐など入浴に関する一連の動きを利用者の状態に応じて介助します。事前に、脱衣場や浴室を温めるなど安全かつ気持ちよく入浴できるように心がけます。デイサービスの規模にもよりますが、一日に30人近くを入浴会場することもあります。そのため、入浴介助担当になるとほぼ一日中入浴という日もあります。
11:30~集団体操
体操担当スタッフを中心にラジオ体操や軽運動、口腔体操をおこないます。
体操中にも入浴や食事の準備があるため職員はそれぞれ決められた担当の仕事にわかれて動きます。
12:00~昼食
自力での食事が難しい利用者への食事介助や食後の服薬介助、食後の口腔ケアをおこないます。ご自分で食事できる利用者であっても食事中はむせ込みや窒息の危険性があるため常に見守りが必要です。
13:00~食事の後片付け、トイレ誘導、休息介助
昼食後は利用者と一緒に食事の後片付けや入浴後の洗濯干しなどをおこなう場合もあります。その他に、トイレ介助が必要な方の誘導や利用者によっては休息が必要な方がいますので、ベッドへの臥床介助をおこないます
14:00~レクレーション
レクレーションの内容は事業所によってさまざまです。買い物アドの外出レクを多く取り入れている事業所や手芸、工作などの室内のレクレーションが盛んな事業所もあります。その他にも、カラオケや日によってボランティアによる慰問もあるようです。そのため、介護職員は当日だけではなくて事前にレクレーションの準備を行うことも仕事の1つになります。
15:00~おやつ
食事介助と同様に食事介助をおこないます。また、レクレーションの一環でおやつ作りなどを行うこともあります。
16:00~送迎
利用者を自宅まで送ります。自宅玄関までがデイサービスの利用時間となります。
17:00~清掃・記録
事業所内の掃除や利用者ひとりひとりの記録をつけていきます。職員の人数によっては送迎担当と居残り組にわかれて並行しておこなうこともありますが、人数が少ない事業所では送迎後におこなわなければいけません。